昨日は、3月11日。
東日本大震災から7年経った。
震災発生時は、当時勤めていた職場の上司と、上手く行ってなかったこともあり、気分が滅入り休暇を取って、家で寝ていた。
そして、ものすごい揺れが長く続いた。
その後、自動車のナビ付TVで襲い来る津波を食い入るように見ていた。
分けも分からず災害復旧の仕事に従事する日々だった。
今は、主に被災者の方を相手に仕事をしている。住宅建設関係の仕事をもらっている。
テレビで放送されるお亡くなりになった方やその遺族の頑張りには、頭がさがるし、目頭が熱くなる。
思わず、昨日、追悼と献花に行き、霊を慰めにいったところだ。
テレビも、感動や共感を呼びやすいものしか流していなかった。
住家被災のからの復興関係については、近頃は、負の側面が色濃くなっている。
被災者が他の被災者に対して、支援の不公平さの苦言を呈しているのを耳にするし、業者間の利権(被災者)の奪い合いも目にする。
こちらも異議を挟むと、「こっちは被災者なんだ!配慮されるのは当たり前だろ」なんて、平気でいう。
異議する方が被災程度の甚大な被災者で、相手側が程度の軽い被災者であったりするらしい場合もよくあるが、「お構いなし」と言った感じだ。
結局は、程度の軽い被災者が、焦る必要もなく、ゆっくりと行動し、一番の徳をしているような気がしてならない。いわゆるゴネ得。
お亡くなりになった方の遺族や、甚大な被害を受けた方の多くが、ほんとうに一生懸命に頑張って復興しているというのに、なんかやるせなさを感じる。
でも、たぶん、人間の本性ってこんなもんだろう。
良心ってなんだろう?