今の職場から離任した。
僕の同僚は、皆、女性だった。
僕の発言に、よく耳を傾けてくれた。そして、意見してくれた。
できる限りの「思いの丈」を言い合い、ほとんどは、僕が妥協した。
でも、良かったと思う。人それぞれの意見の違いを認め合いつつ、物事を進めることが出来たからだ。
そんな彼女達に、甘えてばかりいる自分を自覚したとき、「早く去れねばならない」ことが分かった。
互いのためには、ならないからだ。
雇用条件からいって、僕が去るしかないことは、明らかだった。
そして、お別れの日を迎えた。
やっぱり、無視することなく、言いたいことを言い合えたからこそ、信頼感が出てきたのだと思う。
涙をこらえるために、「悪い思い出、苦い思い出」を探すのに精一杯だった。
こんなとき、素直に感情を出して、ワンワン、エンエン涙を流して泣ける人が羨ましかった。
僕の勇気の無さが、こんなところに現れる。
もう、二度と彼女らと仕事ができないのだと思うと、涙が出ます。
ウイスキーを飲みながら独りで感慨にふけっています。
貴重で、大きな経験をありがとうございます。
生涯、忘れえぬ思い出になると思います!