なんだろうか?
大切なことを決めるとき、「身内の人と相談した方がよい。」と大抵の者は言うけれど、最近というか、ここ5年前くらいから、「身内の人と相談するのは危険だ」という声を聞く。
今日、週刊現代の新聞広告を眺めたら、似たようなキャッチフレーズが偶然、目に入って、強く印象に残った。
僕の経験からいっても、これはよくあてはまり、相談をする方、受ける方の力関係がモノをいう。例えば、親と子であって、昔ながら親の方が、力が強い場合、当然、親の意向に沿った決断になってしまうし、実質、当人の自己決定では無くなってしまう。
僕の場合も、結局そうで、身内以外の者が、慎重に考えるべきとの意見をくれるような事柄でも、身内の者が寄ってたかって、イケイケゴーゴーだった場合は、当人の意志や、思考も麻痺してしまうし、実際、麻痺した。そして後悔している(やっぱり自分で決めていなからね)。
身内の者は、正気に戻りつつあるようで、扇動したことに気まずさを感じながらも、「結局は、決めたのは本人だから」と話しのタネにしている性質の悪いものもいれば、あまりにも近い身内すぎで、利害関係を及ぼすことに気付き、ことの重大さに、当人と途方に暮れているものもいる。
やはり、直接的な利害関係をもたない者と相談した方が、成功するにしても、失敗するにしても、納得できている。
これからは、相談相手を、カネで買う時代なんだとしみじみ思っているし、むしろ、カネで買った方が上手くいたっているように思えてならない。
しかし、何となく、それはそれで、良いのではないかと思う自分がいる。