11月3日に、ねこ島で話題になっている石巻市田代島へいった。
この離島へ行ったのは、通算して3回目になる。
確か、1990年代初めと、2010年だったかと思うが、その辺の記憶は曖昧だ。
震災前の2010年?に行ったときも、猫がたくさんいる島で、犬はいない島だと、それなりに話題になっていた。
その当時の印象は、島に渡ってみると、本当に猫がいっぱいで、子猫もいっぱい、そして猫の糞の臭いもする。(それでもって、犬がいたのに驚いた!)。
そんな光景を眺めながら、本当に子猫は可愛いのだけど、恐らく、生存競争は苛烈なものなんだろうなと、思ったものだったし、島民の方もそれとなく残酷な様子を話していた。
足元にすり寄ってくる子猫1匹くらい持ち帰っても、問題ないと思えたし、その猫も幸せだろうなとも思った。
だからといって、ペットとして猫を飼うのは、たいへんだ。可愛いし、心も和むのだけれども、それなりに責任を伴う。
その昔、親戚から、子猫を押し付けられ、5年飼った経験から学んだ(野良猫との戦いから守ってやれなかったのが悔やまれる)。
ただ、ぼんやりと、「頑張って生きろよ!」と心の中で呟くしかなかった。
そんな昔を思い出しながら、今回、島に渡った。
震災で大きな被害を受けたのだろうな?とか、また猫が期待どおりウヨウヨしているのだろうか?とか思いながら。
震災での被害については、僕の中に震災前の建物の記憶が無く、前後を比べられず、また、復旧も進んでいるだろうことから被害程度は分からなかった。
そして一番驚いたのは、猫があまりいなかったことだ。
いないといっても、普通の地域と比べれば、かなり多いことには違いはないが、本当に減っていると感じた。
若い猫とは遭遇するものの、子猫とは、1匹とも遭遇しなかった(季節的な事情もあるのかもしれないが)
島の猫たちは、人と共存関係にあるため、近寄っても逃げていかず、逆に、餌を求めてよってくる状態で、だからといって餌を与えては駄目とのことで、それはそれで、正しいのだろうけど、なんか物足りないと感じながら過ごした島内滞在でした。
あとは、「田代島にゃんこ共和国」というお店があって、グッズの販売をしており、そこで、休憩や、軽食ができて、助かった。
次に行くときは、民宿にでも泊まり、読書や、島内散策をしつつ、猫と戯れたいと思う。