思えば、毎年、欠かさず鑑賞しているような気がする。
絵の上手い下手はわからないし、日本画と洋画の違いもわからない。
ただ「気に入った絵に出会えないかな?」といった出会いが楽しみなのかもしれない。
残念だけど、いままでは、気に入った絵には出会ていないし、今回も、良くできた絵はあるけれども、欲しいと思わせる絵はなかった。
どちらかというと、何を基準に入選(入賞)とか決めているのか不思議な感じがした。
作品の出来具合も他と差が無い状況で、同じ作者が、何度もとなると、他の要素もあるのではと思ってしまう(才能がないからそう思えてしまうとは、重々承知ですけれども)。
結局は、審査員の好みなんだろうけど、コメントにバラつきがあって、そっちの方が面白かった。
絵とは、描くひとの心の内面や、伝えたい、訴えたい、ことを表現するものなのだろうか?
だとしたら、気味の悪い絵を描いた人の内面はどうなっているのだろうか?
描いて発散することで、バランスをとっているのだろうか?
そう、思わせる絵もあれば、なにも感じさせない絵もあり、多様で面白かった。
毎度のことだけど、ヒトの持つ色々な性格や個性を垣間見れた。
それから、作者の男性と女性の構成比に興味をもってしまった。
多分、女性の方が多いような気がする。
そんな、女性的な絵が多いといった印象をもってしまう美術展でした。