やるのは自分!主体性をもって、発展を!

日々感じたことを、皆との違いを恐れず記録します。そして希望を見つけます!

元農水事務次官の息子刺殺事件についての感想

 おそらく、家族間の事件というのは、いつの時代も起きている想う。
 今回のような家族間トラブルによる事件も、歴史的にみて生じていると思うし、親と成人した子との関係は難しい。

 幼少期に親から受けた躾と称する精神的、肉体的苦痛を引きずっているからだろう。
 そんな苦痛を引きずっていると、いつの日か反抗してやろうと思ってしまう。

 このような思いを持ちながら、親と暮らし、時が経ち、親が老いて肉体的に衰えていく。

 「これは、チャンス!」という気持ちと、それよりもはるかに大きな「介護はどうしよう?」「どうやって面倒をみていこうか?」との問題を突きつけられ、結局はバランスが取れてしまう。
 婚活とかで、介護職の人と話をする機会があったときなど、「親族は、介護を受ける人に冷たい」といったことをよく話していた。だから、赤の他人の方が上手くいくとも言ってった。

 今回のケースは、そのバランスが取れていなかったのと、満たされる経済力が障害となり、結果的に「社会で学ぶ経験」を奪ってしまったことや、「学校教育」に過度に依存したことが原因のような気がしてならない。

 いったん別れること、切り離すこと、それも20歳代で。

 これが凄く重要なんだと僕は、思う。

 僕は、40歳代で、「別れる」こと、「切り離す」ことを経験している最中で、これが、もっと早ければと悔やみつつも、仕方ないからと前を向いている。

 20歳代で親と大喧嘩して疎遠になったり、離婚を経験したりしたひと合わせて10人程度知っているが、いまは充実した人生を歩んでいるように見える。これらの経験が彼ら、彼女らを強くしたのだろう。

 やり直す時間が多いというのは、夢や希望があるということだ。
 
 40歳代は、やり直す時間が少ないし、夢や希望も限られる。
 これに自暴自棄になってしまったということか。

 ため息を付きつつ、夢を探す自分がいる。