太平洋戦争の激戦地の一つである「ガダルカナル戦」の悲劇を扱っていた。
戦いを指揮し戦死した一木清直の悲劇と、遺族の苦悩を伝えていた。
一木は責任を問われて、戦後、遺族も苦しんだようだが、どうやら、一木の責任は小さいというか、ほとんど無いように受け止められた。
大本営の海軍と陸軍の軋轢による現場無視の作戦、そして、太平洋戦争ではよく登場する「宇垣纏」の無能ぶりが招いた悲劇なんだと思え、彼らこそが、重い責任を有していると本当に思う。
無能な上官に使えるようになったとき、いつでも離れられる必要性を感じた。
それにしても、おそらくこれらの「無能な将校」の責任があまり問われることなく、靖国神社なるものに祀られているのに憤りを覚える。