住んでいる集合住宅に帰るとすぐの玄関前に一人の年配の女性が待っていた。
僕を見つけるなりすかさず
「この建物に住んでいる方ですか?」と訊ねられた。
「そうですが」と返答。
なんか、結構、うれしそうに身分証明書を示し、国勢調査の調査員であることを名乗られた。
結構、年配の方だったから驚いたし、かなりやつれているようだった。
調査について説明をうけて、雑談をしていると、なかなか住民と会えなくて大変で、とても疲れるとのこと。
やむなく、待ち伏せ状態でこなしているとのこと。
それでも会えなくて、「今は」会えたときはなので、すごくうれしいとのことだった。
この調査は、過去に何回か回答しているけど、どうも嫌な気分を覚えてしまう。
調査員に苦労させ、国が楽をしているように見えてしまうからだろうか?
今回は、この一所懸命に仕事している調査員のご尽力に応えるべく、素早く、きちんと回答して協力したいと思う。
ただ、気持ち的に、国家を信用できないので、すごく協力はしたくないのだが。
とにかく、今回も、そんな気持ちを抑えて、きちんと回答しますよ。