先日(金曜日)、職場のオバちゃんが、イナゴの佃煮を持ってきた。
自分で料理したそうな。
なつかしさよりも、ビックリの方が先に来ました。
「まだ、この食文化が残っていたんだ!」と。
僕が、子どもの頃は、宮城県北部の店先でもふつうに売っていたが、もう20年以上見たこともないし、ましてや、前に食べたのも、おそらく、それ以上前のことだった気がする。
当時、隣の学区の小学校では、田園地帯だったこともあり、学校を挙げてイナゴ取りをして、業者に売って教材購入費の一部を賄っていたし、店先では、“イナゴ買います”なんていうチラシも目にしたものだった。
大手スーパーの進出と、農業の機械化などの時代の移り変わりで、すっかり廃れたものと思っていたし、記憶の中からも、無くなりつつあった。
と、感慨にふけりながらも、やっぱり「見た目も、気持ち悪いし、ちょって食べるの遠慮したいな」と思いつつ、2匹ほど、食べました。
なつかしの味がして、普通に美味しかったです。
職場の若い方々は、皆、顔をしかめてましたが、30代後半より上の世代は、イナゴの佃煮をつまみつつ、幼少期の思いで話に花が咲いてました。
イナゴさんに感謝です。
写真は、ティッシュの上のイナゴの佃煮で少しグロいです。皿に盛るとそれなりに映えますが。
ネットで検索すると、結構、抽出されて、なんだか少し「ほっ」としました。