映画 杉原千畝を鑑賞した。
杉原千畝のことは、テレビとかで度々紹介されて知っていた。
彼の行ったことは、第2時世界大戦中に、外交官としてリトアニアに赴任し、外務省の決まりごと(内規)に反してユダヤ難民に日本通過ビザ発給し、その結果、多くの命を救ったというもので、その勇気ある行動に感動した。
ここで、思うのは、「法と正義」ということについてであって、「法」と「正義」は分けて使うことからも、別物であって、どちらが優先されるべきものなのかな?ということある。
本当は、別物であったとしても、限りなく、「同じに近いもの」であってほしいけれど、戦時中の状況で、こうも乖離があった場合、「正義」を選択するには、本当に勇気がいることだった思う。
ここで救われた命が、未来にわたって続いていき、その結果、日本の国益の一助となることを思えば、彼は、立派に外交官として職務を果たしたと思う。
残念なことは、外務省がこの功績を認めようとせず、ウィキペディアによると、2000年にようやく認め、名誉回復したようである。
もっと早期に対応していれば、もっと対外的に日本の立場を高めることができたのに、外務省は、本当に国益にかなう組織なのだろうかと思った。