本のボリュームが少なく、サクッと読めるということで、手に取りました。
著者は、東大卒で元々あたまの良い方であり、どんな思考回路をしているのかと興味を持って読みました。
40歳代の僕にとって、この歳まで経験してやっと分かってきたなと思えることが、さらりと書いてあり、凄いなと思った。
キャッチコピーの「親も友達も信じるな」「結果の出ない努力はムダ」「他人とくらべないと意味がない」も、いくら綺麗ごとを言ったって、結局はそのとおりだと思える。
著者は、著者なりに家族の介護や生死を否応なく経験しつつ、最大限の「自分のやりたいこと」を見つけて「ドライ」に行動していることが参考になった。
また、変に「依存してしまいそうな誘惑」とは対決せずに、うまく往なしているのもとても参考になった。やはり、我慢することは難しいのだ。であれば、できるだけ遠ざければよい、といったところか。この辺りは、精神論でナントかというのではなく、好感を持てた。
そして、やっぱり、「身内との拘わり方」「他人に振り回されない行動」そして、「常識に囚われずに、自分のやりたいことに向かっていく姿勢」がよかった。
おそらく、できる人というのは、これが“当たり前”なんだろうなと感じながら、読み終えました。