10月2日(土)の日本経済新聞「皇室が負った深手と救い」(編集委員 井上亮)の記事は、とてもよかった。僕が思っていても表現できなかったことが、表現できていて感動した。
正直言って、出来っこないことを垂れ流し主張している衆議院選挙よりもずっと関心がある。
国民の持つ生き方への価値観に与える影響は大きいと思っている。
眞子さまは、皇族ゆえに本当の気持ちを遮る要素も多いと思う。他者に限らず、自らの葛藤も含めて。
そんな中でも、周囲の雑音に心が傷つきながらも、自らのお気持ちを大切にして貫こうとするお姿に感動を覚え、尊敬する。
「自分の人生は自分で決める」ものだと思っているけど、僕自身はどうだったかと思うと、周囲に振り回され、自身の本当の気持ちすら分からなくなってしまって、流されるまま今に至っている(例えば、本心ではAという自動車が欲しかったのだけど、周りがAを悪くいい、Bという自動車を勧めるものだから、Bを買ったみたいなもの。)。
結果的に良かったのか良くなかったのかは、分からないが、後悔は、残る。どっちを選んでも後悔はすると思うけど、その度合いは違ってくると思う。
僕の人生経験からして、自分の本心に従った方が、小さな後悔で済んでいる(諦めがつく)。
だから、いかなる困難にも立ち向かい、自分の気持ちを大切にするそのお姿に、心を揺さぶられている。
それに、将来は、分からないのだから。