岸田首相が、2日の臨時閣議で経済対策として所得税と住民税の減税を決めたと報じられている。
減税なんだから、喜ばしいのかというと、国家の財政状況からして心配でしかない。
ネット上などで、「増税メガネ」なんて呼ばれているものだから、意識しすぎて冷静さを失ったのだろうか?
とても正気とは思えない。
よく、政府のお金の使い道についての意見では、「私たちから集めた税金を」こういうのことに「使ってほしい」や「使ってほしくない」なんて言っている方々がいるが、問題は、国の歳入が歳出を大幅に下回っている状況からして、これは、実のところ国債、つまり借金を充てにしていると思っている。だから、「税金の使い道」というより、もう「借金の使い道」という状態だ。
返済するつもりのない借金(国債)残高がどんどん増えていく、これでは、円の価値が下がっていくばかりだ。
円の価値低下を抑制できるだけの国力も高齢化の進展により低下する一方なのに。
なんか、国家には希望を持てない感じだ。
自己防衛策を考えねばならない。
増税も減税もしないのが、一番だと思うのだが。
岸田首相、方向転換を望みます。