僕が子供ころ、公共CMで「もったいなオバケ」というものを放送していた。
とにかく、「もったいない、もったいない」と連呼しているような印象をもっている。
なんか、これが、僕の心象に強く残っていて、物が捨てられなくなっているように感じている。
僕は、これを「もったいないオバケの呪い」と呼んでいる。
過剰反応と気づいているのから、自分で意識して「捨てる」行動を起こさなければいけないとは思いつつ、躊躇しているのが実情。
「もったいないオバケ」が恐ろしいのは、この怠惰ともいける気分を正当化させるところにあると思う。
このオバケと時に戦い、ときに妥協して、うまくバランスをとる必要がある。
基本的にこのオバケは良いオバケだと思っている。
よって、このオバケも、さすがにゴミ部屋をよしとはしないだろう。(と自分をなだめる)
そして捨てる、捨てる、捨てる。
その結果、頭痛持ちの僕の頭が、スッキリしてくる。
今の世の中、もったいのに「捨てる」決断は、生きていく上で、重要だと強く感じている。
「もったいない」は恐ろしくもあり、怖いものです。