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宮城県立高校での教職員パワハラ自死問題報道に感じたこと

 2月2日に宮城県立高校で教職員が同僚のパワハラを受けて自死していたことが明らかになった。
 
 報道によると、59歳の男性教諭が令和2年(2020年)に会議の場において、他の職員もいる前で、30歳代の女性教諭の業務内容に関して執拗に追い詰めるように問い詰め、その後もメモによる嫌がらせ行為を行い管理職からの制止も無視して行い続け、同年10月22日に「職務から排除する旨の内容」の手紙を女性教諭の机の上に置き、精神的に不安定にさせ、翌23日に出勤せず、同日に自死したものと思われるとのことだ。

 この加害男性教諭に対して、宮城県教育委員会が下して処分は、停職3か月とのことで、教育に携わるものがした悪行であることや事案の重大性からして処分が軽すぎるとして、世間から非難を浴びている。なんというか、加害男性職員よりも処分した方が非難を浴びているような気がするのが、お粗末というか、なんというか、失笑ものである。

 この処分が軽くなった理由として、教育委員会は所管外ではあるものの、村井宮城県知事が怒りの表情をにじませ記者会見の場で触れており、「客観的な基準というものが必要で感情だけで処分できない」と述べている。一方、知事部局では、「客観的な基準を設けていない」とも述べているのは、矛盾というか、不備というか、無くても現行ルールで十分に対処可能なのか、いずれにせよ分からないが不整合を感じる。
 この客観的な基準が、世間一般の感覚とのズレが大きく、今回の悪行と与えられた処分が全く見合っていないと思っている方が多くいるようだ。
 この客観的な基準は「標準的」なもののようであり、今回のケースは、「標準的」を超える事案であり、今の時代に見合った釣り合いのとれた処分、つまり、「免職」が相当ではないかと感じる。また、知事も発言からして処分が甘いように感じておられるようだ。
 
 この加害男性職員は、同僚を死に至らしめるような非常に重い悪行をしておきながら、処分が出たその日(2月2日)まで学校現場(教壇に立っていた?)にいたようであり、さらに停職が終わったら、教職員として復職の意向を示しているというのだから、腹立たしい限りだ。
 同僚に対してパワハラを行い、ましてや死に追い込むような人間が子ども達を教育するというのは、とても資質を有しているとは思えない。
 教育職として、信用、信頼を貶め、適性を欠くに至った者を免職にできないことは、新たな「被害者」を生むことにつながると思う。
 宮城県教育委員会にあっては、処分を見直してもらいたいものだ。
 
 たぶん無理でしょうけど、もし、見直すことになり、結果、裁判所に持ち込まれても致し方ないと思う。
 今回の宮城県教育委員会の対応は、職務怠慢、自己本位、敵前逃亡といったところで、腹立たしくもあり、嘆かわしい。

 ( ↓ 以下の画像文書は、宮城県庁ホームページから入手しました。)

宮城県庁ホームページから入手